コロナ感染拡大防止のためレストラン等の営業停止、一部州への入境制限措置を実施
(オーストラリア)
シドニー発
2020年03月26日
オーストラリアのスコット・モリソン首相は3月22日、国内における新型コロナウイルスの感染者増加を受け、さらなる拡大防止策として、3月23日正午からレストランなどの営業停止措置を実施することを発表した。同措置については毎月見直すものの、最短でも6カ月は継続する可能性がある。
営業停止対象となる施設は以下のとおり。
- パブ、クラブ(併設の酒屋を除く)、ホテル(宿泊施設を除く)
- ジム、屋内スポーツ施設
- 映画館、娯楽施設、カジノ、ナイトクラブ
- レストランおよびカフェ(持ち帰りと宅配は除く)
- 宗教的な集会、礼拝場、葬儀場(閉鎖されたスペースで行われるもの。ただし、ごく少人数で、4平方メートルあたりに1人の規則が適用される場所を除く)。
3つの州・準州政府は州外からの入境に14日間の自主隔離措置
北部準州、南オーストラリア州、西オーストラリア州の3つの州および準州政府は、3月24日より入境制限を行うと発表している。いずれも、州外より上記3州へ入境した場合、14日間の自主隔離措置が課されることになる。
モリソン首相は、必要不可欠ではない国内旅行、特に日常生活では行わないような州をまたがる旅行や長距離の移動を直ちに避けるよう呼びかけた。なお、仕事における移動や物資の供給に関する移動については、必要不可欠としている。
(遠藤泰平)
(オーストラリア)
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