新型コロナウイルスに感染疑いの10人は全員陰性、メキシコでは感染者なし
(メキシコ)
メキシコ発
2020年02月05日
新型コロナウイルスの世界的な拡散により、メキシコでは2月3日までに10人の感染が疑われたが、保健省は同日、検査結果は全員陰性だったことを発表した。4日現在、メキシコでの感染者は確認されていない。10人が在住する州は、ハリスコ州(4人)、メキシコ市(2人)、メキシコ州(2人)、タマウリパス州(1人)、ミチョアカン州(1人)。メキシコ市では、旅行で市内中心部に滞在した中国人観光客がその後に米国ロサンゼルスで感染が確認されたことを受け、メキシコ市を観光中に利用したウーバー(Uber)の運転手が勤務停止となり、その車両を利用した240人のウーバー利用客のアカウントが凍結された。
メキシコ最大の航空会社アエロメヒコ航空は2月2日、米国向けの便について、乗客が過去14日以内に中国滞在歴がある場合は搭乗を拒否すると発表した。ただし、米国籍保有者と永住権保有者は対象外となる。搭乗拒否となった場合の航空券は4月30日までにアエロメヒコ航空に申請すれば、5月31日まで有効の代替航空券に変更できるという。
アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は2月4日の会見で、「メキシコでの感染者が確認されていない状況にほっとしている。引き続き保健省を通じてブラック ジャック ルール ディーラーを提供していく」と述べた。
(志賀大祐)
(メキシコ)
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