キルギス、日本含む4カ国からの入国者に隔離施設での経過観察措置を導入
(キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)
タシケント発
2020年02月27日
キルギス政府は2月24日、政府ウェブサイトにおいて日本、韓国、イラン、中国からの入国者に14日間の特別隔離施設での経過観察措置を導入することを、保健省の決定として発表した。
対象国は、世界保健機関(WHO)のデータに基づき決定されたとしている。今後、新型コロナウイルスの流行状況次第で追加される。日本からの入国者に対し(自宅以外の)隔離施設での経過観察措置が取られるのは、中央アジアではトルクメニスタンに次いで2カ国目となる。
隣国のタジキスタンでは、中国に続きイランとの直行便が運航を停止したとメディアで伝えられている。このほか、ウズベキスタンの首都タシケントのバザールなどでは衣料品を中心とする日用雑貨品の値段が5%程度上昇していると報じられており、新型コロナウイルスは徐々に中央アジア諸国の市民生活に影響を与え始めている。
(高橋淳)
(キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)
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