深センと東莞の日系企業、9割超が操業再開

(中国)

広州発

2020年02月26日

ジェトロの中小企業ブラック ジャック ディーラー展開支援プラットフォームコーディネーターである、中国・東莞市のコンサルティング企業の広東真広企業管理顧問(TJCC)は2月17~21日に、深セン市と東莞市内の顧客の日系企業の操業再開状況をまとめた。

回答企業139社のうち、131社が2月21日の時点で「操業を再開した」と回答し、割合は94.2%に達した(図1参照)。

TJCCは2月の週ごとに操業再開状況を確認しており、前回確認時の2月14日までの操業再開率は67.9%だった深センと東莞の日系企業、オンライン)。

図1 東莞・深セン進出日系企業の操業再開状況

2月21日の時点での従業員の職場復帰率は60~80%が最も多く、回答企業の52.8%を占め、次いで40~60%が26.9%となった。80%以上との回答割合は17.6%にとどまり、従業員の復帰については遅れが目立つ(図2参照)。

図2 操業再開済み企業の従業員復帰状況

企業の操業再開に当たって、地元当局による審査手続きの遅れが頻発していることから、深セン市南山区では、審査による批准を待たずに操業再開を認める措置を打ち出した。また、東莞市政府では、企業の操業・生産再開に向けた支援策を打ち出している(各地域における企業等に対する支援策は、ジェトロの特集ページで取りまとめ掲載している)。

(梁梓園、河野円洋)

(中国)

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