新型コロナウイルス対策強化でトルコは中国からの全フライト停止

(トルコ)

イスタンブール発

2020年02月04日

ファフレッティン・コジャ保健相は2月3日、トルコには新型コロナウイルス感染者はいないと発表した。そして、これまで水際対策として、中国からの全フライトを対象にサーマルカメラで搭乗者の体温測定を行っていたが、対策を強化し、中国からの全フライトを2月5日から2月末まで運航停止にした。また、日本や韓国、台湾、タイ、香港、シンガポール、マレーシアからのフライトの乗客に対しても、サーマルカメラによる体温測定を開始すると発表した。中国~トルコ間のフライトの再開については、2月末に再び検討する予定とも述べた。

ターキッシュエアラインズは北京や広州、上海、西安へのフライトを2月9日まで停止すると発表していたが、コジャ保健相の2月3日の発表の直後に、同社のヤフヤ・ウステュン・メディア担当副社長が、同日から2月末までの全フライトを停止すると発表した。

現在、国際便でトルコの最大空港であるイスタンブール空港では、隔離室が用意されている。新型コロナウイルス感染者の疑いのある人は隔離室で診断され、陰圧ストレッチャーで病院へ入れるように、感染者対策が実施されている。

(エライ・バシュ)

(トルコ)

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