タイ、香港、シンガポール、マカオ渡航者も自宅待機の対象に
(イスラエル)
テルアビブ発
2020年02月20日
中国周辺国での新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、イスラエル保健省は2月16日、中国に加え、新たに「タイ、香港、シンガポール、マカオ」の4カ国・地域にイスラエル居住者が渡航した場合は、イスラエル到着後に自宅待機などによる隔離(solitary confinement)を義務付けると発表した。在イスラエル日本大使館が発表した内容(外務省ウェブサイト)は以下のとおり。
保健省は同渡航者に、教育関連施設や職場、公共交通機関、医療機関などへの訪問や利用、レクリエーションや買い物のための外出などを行わず、潜伏期間の14日間は外部との接触を避けるよう要請している。
また、ジェトロが保健省に照会(2月17日)したところ、今回の制限措置はイスラエル居住者と同様に、外国人にも適用されるとの回答があった。中国については2月初めから入国制限措置の対象国になっている(ブラック クイーン ブラック)。
ただし、タイや香港、シンガポール、マカオでのフライトの乗り継ぎは、空港内トランジットエリアから出ない場合において、今回の措置の対象外となる。
イスラエル保健省は2月16日、横浜港に停泊中のクルーズ船のイスラエル人乗客のうち、3人が新型コロナウイルスに感染していることをウェブサイトに掲載した。
エルアル航空は香港便を3月20日まで一時的に休止する。3月25日までとしていた北京便の運航休止期間を4月24日まで延長した(2020年2月13日発表)。
(余田知弘)
(イスラエル)
ビジネス短信 11b3679c2a799ee9