JCB、極東銀行とも提携し、カード発行を開始
(ロシア)
欧州ロシアCIS課
2020年02月18日
JCBのブラック ジャック 遊び方業務を行なうジェーシービー・インターナショナルは、ロシアのウラジオストクに本社がある、極東地域の大手行、極東銀行(Far Eastern Bank)と提携し、2月4日から同地域でのJCBカードの発行を開始した。
JCBは2014年に現地法人を立ち上げ、ガスプロム銀行やスビャジバンク、ズベルバンク、ロシア農業銀行、およびアルマズエルゲン銀行(サハ共和国)などと提携した。従来、ビザやマスターカードが主流だったロシアで、日本発では唯一の国際カードとしてのブランドの浸透に努めてきた。
極東銀行は、1990年の創設で、2020年1月時点の純資産は388億5,877万3,000ルーブル(約660億5,991万円、1ルーブル=約1.7円)、国家格付け純資産で104位。ウラジオストクやハバロフスクなどのブラック ジャック 遊び方都市や東シベリアを中心に、41拠点のネットワークを展開しており、法人顧客1万6,000社以上、個人顧客は約20万件。2019年から既に、同行傘下のATM、加盟店でJCBカードの取り扱いを開始している。今回、スタンダードカード、プラチナカード、ロシアの国家決済カード「ミール」()と組み合わせた「ミール・JCBカード」など、複数の種類を発行。「ミール・JCB」カードは、ロシア国内では「ミール」として、国外では「JCB」カードとして使うことができる。
今回のカード発行についてJCB側は、日本を始めとしたアジアでの優待が充実したJCBブランドのカードを提供したい極東銀行と、ロシアでのJCBカードの発行拡大を目指すJCBの狙いが一致し、実現したとしている。
2019年のロシアから日本への渡航者数は約12万人、前年比約27%増。さらに、極東銀行本社があるウラジオストクへ日本航空および全日空による直行便就航開始(JALとANA、ブラック ジャック)が決定しており、同地域との日ロ間交流はさらに活発となる見込みだ。
ジェーシービー・インターナショナルの今田公久代表取締役社長は「極東地域と日本の間の観光客数は増え続けており、同地域はJCBのカード決済システムにとって最も有望な地域の1つ。今回のカード発行は、日本を含めた東南アジアの国々で、極東地域の方々のニーズに応えるものと確信している」と語っている(「トラベル・ロシア・ニュース」2月7日)。
(秋塲美恵子)
(ロシア)
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