2019年の新車販売台数は2.7%増、ルノーがGMシボレーを抜き首位に
(コロンビア)
ボゴタ発
2020年01月16日
コロンビア自動車協会(ANDEMOS)は1月2日、2019年の新車販売(登録)台数は前年比2.7%増の26万3,684台だったと発表した(表参照)。
ブランド別にみると、首位はルノーの5万7,066台(シェア21.6%)で、数十年にわたり首位を守り続けてきたゼネラルモーターズ(GM)シボレー(4万6,521台、17.6%)を追い抜いた。3位と4位には、日産が2万1,579台(8.2%)、マツダが2万424台(7.7%)と日系メーカーが続いた。
そのほかの日系メーカーでは、6位のトヨタ(14.2%増、前年6位)、13位のホンダ(16.9%増、15位)、16位の日野自動車(29.9%増、17位)は、いずれも2桁増と好調だった。
ANDEMOSのオリベリオ・エンリケ・ガルシア・バスルト会長は、2020年の自動車販売台数は約27万6,000台に増加すると予測している。好調な国内経済が追い風となるほか、自由貿易協定(FTA)による自動車の輸入関税削減や、メルコスールとの経済補完協定(ACE72号)に基づいた無関税輸出枠の拡大が、市場に良い影響を与えるとみている。なお、2020年の無関税輸入枠は、ブラジルが5万台、アルゼンチンが4万2,000台となっている。
(茗荷谷奏)
(コロンビア)
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