12月14日から農産物・食品の輸入ブラック ジャック アプリ手続きを一部変更

改正されたEUの「飼料・食品関連法ならびに動物の衛生および動物の福祉に関するルールの順守を確実に保証するために実施される公的ブラック ジャック アプリに関する欧州議会・理事会規則2017/625」とその関連規則が12月14日から適用開始されることに伴い、スペインでも農産物・食品の通関前の輸入検疫・ブラック ジャック アプリ手続きに変更が生じる。

同規則第5章は、第三国からEU域内に入る農産物・食品などの管理について、これまで断片的だったブラック ジャック アプリ制度をまとめて簡素化し、EU全体での情報共有を通じて輸入管理を強化するとともに、事業者向けにブラック ジャック アプリの効率性と透明性向上を図るもの。

空輸や海陸一貫輸送の輸入ブラック ジャック アプリ申請は到着4時間前に短縮

主な変更点としては、通関前のブラック ジャック アプリ窓口が「国境管理所〔（英語）BCP／（スペイン語）PCF〕」に一本化され、動物・植物検疫から有害物質ブラック ジャック アプリ、輸入規制管理まで全てのブラック ジャック アプリがそこで行われる。動物、植物由来など品目によって分かれていたブラック ジャック アプリ申請書類が「共通健康衛生輸入証明〔（英語）CHED／（スペイン語）DSCE〕」に統一。ブラック ジャック アプリ申請のタイミングも、従来は1～2日前に要求されていたのが、「貨物到着の24時間前」（食料品の場合）に短縮される。また、マドリードやバルセロナなどの空港、RO－RO船輸送対応の港湾（アルヘシラス、モトリル港など）に到着する貨物は4時間前の申請でよくなる。

ブラック ジャック アプリ証明の電子発行対応は数カ月以内に整備の予定

ブラック ジャック アプリは、スペイン保健・消費・社会福祉省の対外衛生局情報システム（SISAEX）を通じて、EUのブラック ジャック アプリ証明書発行システム（TRACES）に電子申請する。TRACES自体も12月14日から「TRACE NT」という新システムに移行するが、対外衛生局によると、電子署名機能の装備に数カ月かかるため、当面は従来どおり印刷する必要がある。SISAEXとTRACESを電子通関システム（VUA）に接続する取り組みも行われているが、輸入ブラック ジャック アプリ～通関の完全ペーパーレス化にはまだ時間がかかるという。

輸入ブラック ジャック アプリの時間が短縮されるわけでなし

同規則はブラック ジャック アプリの頻度も定めている。書類ブラック ジャック アプリは100％実施、現物確認は動物由来品と混合食品については100％実施。サンプルブラック ジャック アプリは品目別のリスク度に応じて1、5、15、30％の割合で実施となっているが、過去12カ月間の違反数が平均を3割超えた国からの輸入については、ブラック ジャック アプリ頻度が最大50％に引き上げられる。また、輸入許可が出なかった貨物の廃棄や返送などの措置に60日の期限が設けられた。

さらに、ほぼ全ての輸入ブラック ジャック アプリ対象植物について植物検疫証明書の添付が必要となるほか、混合食品には2021年4月から輸出衛生証明書の添付が求められる。電子商取引でスペインに輸入される商品についても、覆面購入を含めたブラック ジャック アプリが行われる予定。

対外衛生局の担当者は「今回の手続き変更で、輸入ブラック ジャック アプリの時間が短縮されるわけではない」という。同規則はEU全体でブラック ジャック アプリ基準の一律化を目指すものだが、ブラック ジャック アプリが厳格な国と緩い国はこれからもあり続け、ブラック ジャック アプリ官による運用にもばらつきは残るとみている。

（伊藤裕規子）