米カリフォルニア州、自動運転デリバリー車の試験走行を許可

(米国)

サンフランシスコ発

2019年12月25日

米国カリフォルニア州陸運局(DMV)は12月17日、デリバリー車などの自動運転軽量トラックの公道での試験走行・商用利用に関する許認可を開始することを発表した。対象となるのは、中型のピックアップトラック、ピザや生鮮食品などの商品を運ぶバンなど、重量が1万ポンド(約4.5トン)以下の車両が含まれる。DMVは30日以内に申請に対する許認可を始めるとしている。DMVは4月に自動運転デリバリー車の試験走行・公共での利用に関する規制案を発表していた(関連ブラック ジャック トランプ)。

自動運転デリバリー車両の試験走行・商用利用を行いたい企業は許可申請に当たり、旅客を乗せる自動運転車の試験走行・公共利用と同様の要件外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを満たさなければならない。セーフティードライバーが乗らない無人の試験走行を行う場合は、車両は遠隔操作が可能な仕様にする必要がある。配達料を顧客に請求する場合は、試験走行ではなく、商用利用の許可を申請しなければならない。

カリフォルニア州ではこれまで、自動運転の試験走行・公共利用(いずれも許認可制)が認められるのは旅客を乗せる車両で、貨物を運ぶトラックなどは除外されていた。現在、有人の試験走行許可を持つのはテスラやアップルなど65社、無人の許可を持つのはウェイモ1社となっている。

(田中三保子)

(米国)

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