議会解散、2020年3月に1年で3度目の総選挙実施へ

(イスラエル)

テルアビブ発

2019年12月13日

イスラエルで4月と9月に続き、1年で3度目となる総選挙が2020年3月2日に実施されることになった。ルーベン・リブリン大統領は11月下旬、首相候補を決定するよう国会に要請していたが、12月11日に期限を迎えたため、国会は解散した。

9月のやり直し総選挙の後、「リクード」のベンヤミン・ネタニヤフ首相、中道連合「青と白」のベニー・ガンツ党首の順にリブリン大統領から組閣指示を受けたが、設定された期限までに組閣することができなかった(2019年11月22日記事参照)。

地元テレビ局「Channel 13 News」が12月10日に発表した世論調査によると、次回の総選挙では解散前より「青と白」は4議席増、「リクード」は1議席増となっている。

イスラエル検察当局は11月21日、汚職疑惑によりネタニヤフ首相を起訴すると発表。首相が党首を務めるリクード内では党首選を実施する動きも見られる。

(余田知弘)

(イスラエル)

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