新たな地方ビザを導入、発給枠・対象ブラック ジャック コツを拡大へ

(オーストラリア)

シドニー発

2019年12月16日

オーストラリア政府は11月16日、新たな地方就労ビザを導入するとともに、地方ビザの発給数や対象ブラック ジャック コツを拡大した。新たに導入されたのは、地方移住技術就労(一時滞在)ビザ(サブクラス491)および、地方技術雇用主指名(一時滞在)ビザ(サブクラス494)の2つ。また、地方ビザの発給数の割り当ては2万3,000件から2万5,000件に増え、対象ブラック ジャック コツにパースとゴールドコーストが加わった。

新たなビザの導入や地方ビザ拡大の背景には、主要都市への人口集中がある。アラン・タッジ人口・都市・都市インフラ相は「近年の人口増加の約70%がシドニー、メルボルン、ブリスベンで起きており、これら主要都市で過密化が進んでいる」とする。スコット・モリソン首相は、地方ビザの新設および発給数・ブラック ジャック コツの拡大によって、人口を増やして学校や医療などのサービスを支えたい地方都市の魅力が高まるとともに、地方都市での雇用創出と投資誘致につながる」と述べた。

サブクラス491は、州・準州政府または地方在住の親族がスポンサーとなり、原則45歳未満であること、特定の職業外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに就き、年齢、英語力、学歴、職歴などで一定の評価点を満たしていることなどが要件となる。

サブクラス494は、雇用主がスポンサーとなるスキームと、雇用主と連邦政府とで労働契約を結ぶスキームの2種類がある。いずれも、原則45歳未満であること、特定の職業外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに就き、当該職業で3年以上の実務経験があることなどが要件となる。

これら2つのビザを取得すると、5年間の滞在が可能になることに加え、当該ブラック ジャック コツで3年居住し、就労したことが証明できれば、永住(地方技術)ビザ(サブクラス191)の申請資格を獲得することができる。

なお、2019/2020年度第1四半期(2019年7~9月)の地方ビザの発給数が前年同期比2.24倍となったことを受け、デビッド・コールマン移民相は「オーストラリア人の雇用が最優先事項だが、これらの移民プログラムがブラック ジャック コツ間の技術格差の改善と経済成長に重要な役割を果たす」と強調した。

(遠藤泰平)

(オーストラリア)

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