第2回輸入博閉幕、ジャパンパビリオンの成約額も大幅増

(中国)

上海発

2019年11月20日

上海で11月5日から開催された第2回「中国国際輸入博覧会(CIIE)」が11月10日に閉幕した。CIIE事務局の発表によると、合計181カ国・地域と国際組織から3,800を超える企業・団体が出展した。CIIEの統計によると、会期中の累計来場者は91万人超に上り、このうちバイヤーは約50万人(ブラック ジャック 賭け 方バイヤーは7,000人)だった。CIIEでの成約見込み額は711億3,000万ドルと、2018年の前回に比べ133億ドル増加した。

日本からは371企業・団体が出展し、前回に続きブラック ジャック 賭け 方で最多となった。出展面積では米国に次いで2位だった(2019年11月7日記事参照)。ジェトロは医療機器・医薬保健分野の50社・団体、農林水産物・食品分野の108社・団体を取りまとめてジャパンパビリオンを出展した。会期中、多くのバイヤーや来訪者がブースを訪れた。ジャパンパビリオンの成約金額〔成約見込み額および覚書(MOU)締結額を含む〕は医療機器・医薬保健分野で72億2,000万円、農林水産物・食品分野で76億9,000万円となった(表参照)。前回の成約金額の58億円より大幅に伸びた。

表 ジャパンパビリオンの商談結果概要

出展企業からは「前年に比べ、2019年のバイヤーや来場者の日本のサービスや商品性能に対する理解が進んだようだ」との声もあり、訪日中国人観光客数が堅調な伸びを見せる中、日本の商品やサービスに対する関心も引き続き高いものが感じられた。

ジャパンパビリオンの主な成約としては、医療ツーリズム企業が中国の大手保険会社などと業務提携した案件や、医療介護用機器を扱う企業が中国企業と売買契約を締結した案件のほか、リハビリシステムの養老施設向け販売案件でも成約見込みがあった。水産品では約50億円の輸出の成約見込みがあった。

第3回CIIEは2020年11月5~10日に今回と同じ会場で開催される。「技術と設備」「消費材とスマート生活」「食品と農産品」「サービスと健康」という4つのテーマを掲げ、「サービス貿易」「自動車」「消費材」「技術設備」「医療機器および医薬・ヘルスケア」「食品および農産品」という6つの展示エリアを設置する予定だ。第3回CIIEの出展募集は既に8月から開始しており、締め切りは2020年4月30日を予定している。

写真 食品・農産品ホールでのジャパンパビリオン(ブラック ジャック 賭け 方撮影)

食品・農産品ホールでのジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

写真 医療機器・医薬保健ホールのジャパンパビリオン(ブラック ジャック 賭け 方撮影)

医療機器・医薬保健ホールのジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

(侯恩東)

(中国)

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