2020年米大統領選挙に関する世論調査、バイデン氏が再び民主党1位に、ブラック ジャック ディーラー ルール

(米国)

米州課

2019年11月29日

米国コネチカット州のキニピアク大学は11月26日、2020年大統領選挙に関する世論調査結果を発表した外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注)。

今日、民主党の大統領予備選挙が行われたら、誰に投票するかという問いに対して、ジョー・バイデン氏が24%と再び1位になった(表参照)。2位以下に続くピート・ブッティジェッジ氏(16%)、エリザベス・ウォレン氏(14%)、バーニー・サンダース氏(13%)の3人は僅差となった。10月の調査では28%、30%を獲得して1位だったウォレン氏が支持率を大きく下げ、ブッティジェッジ氏が支持率を上げて2位に浮上した。

キニピアク大学世論調査アナリストのティム・マロイ氏は「ヘルスケアやその他の項目でウォレン氏の左寄り過る主張が非難されて支持が下がり、その分、ブッティジェッジ氏の支持に回った」と分析している。

各候補者の詳細は、添付資料を参照。

表 民主党の予備選で誰に投票するか

2020年の大統領選挙で、ドナルド・トランプ氏との直接対決を想定した問いに対しては、最も勝てる可能性がある候補者はバイデン氏(46%)で、サンダース氏、ウォレン氏がそれぞれ10%、ブッティジェッジ氏6%という結果になった。

民主党支持者が大統領選挙で重視する項目としては、ヘルスケア(25%)、気候変動(20%)、経済(13%)の順だった。

既存のヘルスケア制度にオプションを追加するプランに対しては、58%が支持するとしている。他方、サンダース氏やウォレン氏が主張するメディケア・フォー・オール(国民皆保険)に対する支持が36%と、3月の調査結果(支持43%)と比較すると、7ポイント下がった。

トランプ氏の弾劾調査が進む中、同氏は弾劾・罷免されるべきかという問いに対しては、賛成が45%、反対が48%となり、10月の調査と比べて賛成が3ポイント下がり、反対が2ポイント上がった。トランプ氏の仕事ぶりに対しては、「認める」という評価が10月にいったん下がったが、今回は2ポイント上がり39%となった。弾劾調査については、50%が合法的な調査と回答した。

マロイ氏は「トランプ氏への評価が依然高いとも言えないが、弾劾調査によって悪化したとも言えない」としている。

(注)調査の実施時期は2019年11月21~25日、対象者は全国の有権者1,355人、うち民主党支持者は574人。

(松岡智恵子)

(米国)

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