スウェーデン王立工科大学でイノベーションエコシステム概況説明
(スウェーデン)
イノベーション促進課
2019年11月11日
カジノ 無料 ゲームは、9月30日から10月4日にかけて北欧3カ国(スウェーデン、フィンランド、エストニア)にオープン・イノベーション・ミッションを派遣()し、現地スタートアップ企業との協業を目指す日本企業向けカジノ 無料 ゲームマッチングプログラムを実施した。フィンランド()、エストニア()に先立って9月30日に訪れたスウェーデンでは、商談会前にスウェーデン政府の投資誘致促進機関カジノ 無料 ゲーム・スウェーデン(Business Sweden)をはじめとする現地機関が、現地のカジノ 無料 ゲームトレンドやオープン・イノベーションについて説明した。
カジノ 無料 ゲーム・スウェーデンのマリー・マックスウェル技術・スタートアップ部長(アジア大洋州担当)によると、スウェーデンは、イノベーションの優位性を示す指標であるグローバル・イノベーション・インデックスで世界3位、人口1人当たりユニコーン(注1)数で世界2位となるなど、イノベーション先進国としての地位を確立しており、この優位性を維持・発展させるため、国を挙げて科学技術への投資を積極的に行っていることが特徴。事実、同国のGDP比の研究開発(R&D)支出額は3.33%で、OECD平均の2.37%を上回る。
また、スウェーデン王立工科大学(KTH)のリサ・エリクソン・イノベーション部長からは、同大学のスタートアップ支援について紹介があった。KTHは、研究開発への資金投入に加え、知的財産権保護や資金調達方法の啓発、ピッチ(注2)トレーニング、事業化といったカジノ 無料 ゲーム面の支援も積極的に行っており、ストックホルムのR&D人材コミュニティーの中心的な役割を担っている。
そのほか、現地のスタートアップ支援機関であるシングス・ストックホルム(THINGS Stockholm)のリンダ・クロンダール最高経営責任者(CEO)と、RISEスウェーデン国研究機構で海外事業展開を担当するペーテル・アルベリウス国際カジノ 無料 ゲーム開発部長から、同国におけるオープン・イノベ―ションの事例紹介があった。RISEは、KTHや関連機関、企業とともに2016年以降、ストックホルムのスマートシティ化を進展させるべく「アーバンICT(カジノ 無料 ゲーム通信技術)アリーナ」という実証実験の支援を行っており、これまでに60件以上のプロジェクトを開始したという。アルベリウス部長は「科学への支援がインパクトあるイノベーションにつながり得る」と述べ、イノベーションにおける大学の重要性を指摘した。
意見交換後には、日本企業と現地企業の商談会およびネットワーキングが活発に行われた。
なおカジノ 無料 ゲームは、2020年3月上旬に、オープン・イノベーションに関心を持つ日本企業グループを派遣する事業(ミッション)をドイツ・ミュンヘンで実施する予定。
(注1)企業価値10億ドル以上の未上場企業。
(注2)投資家らを対象とした短時間でのプレゼンテーション。
(中山尭彰)
(スウェーデン)
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