ブラック ジャック カード ゲーム、2022年に乗用車生産開始へ
(トルコ)
イスタンブール発
2019年10月11日
ドイツの自動車製造会社フォルクスワーゲン(VW)は9月27日、トルコ法人フォルクスワーゲン・トルコ(Volkswagen Turkey)を設立した。VWは新工場の設立先としてブルガリアとトルコを検討していると報じられていた。
トルコの商業登記官報によると、VWはエーゲ地方のマニサ県に法人登録を行い、事業範囲は「自動車・同部品の生産とこれらに関連する活動」となる。ブルームバーグ(10月2日)によると、VWのトルコ工場は、投資総額14億ドル、年産30万台の能力を持ち、従業員数は5,000人規模となる。新工場の建設は2020年に開始し、2022年に生産を開始する見込み。新工場ではVWの「パサート」のほか、同グループ傘下シュコダの「シュパーブ」モデルが生産される予定。
トルコの自動車販売業者協会(ODD)によると、1~9月の国内乗用車売り上げランキングで、VWはルノーとフィアットに次いで3位。同時期の商用車売り上げランキングでも、フォードとフィアットに次ぐ3位となっている。当地主要日刊紙「ヒュッリイェト」(電子版)によると、2011年にVWグループに入り1966年からトルコで商用車を生産するドイツのマン・トラック&バスの成功やVWがトルコ各地から年間12億ユーロ規模の部品調達を行っていたことも、投資決定の要因となった。
トルコ自動車・自動車部品工業会(TAYSAD)のアルペル・カンジャ会長はVWの投資について、「トルコでは過去20年間に新規の自動車製造投資がなかった。VWの投資はトルコに対して懸念を持っていた外国企業にポジティブな影響を与え、トルコへの投資を望む企業が増えるだろう。トルコは人材、自動車セクターでの経験の豊かさ、自動車部品を生産している企業の集積と質の高さで、他国にない環境を提供している」と、当地の経済紙「ドゥニャ」(10月2日)にコメントした。
(エライ・バシュ)
(トルコ)
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