日本食レストラン数、前年比21%増

(タイ)

バンコク発

2019年09月26日

ジェトロが9月13日に発表した「2019年度タイ国日本食レストラン店舗数調査PDFファイル(305KB)」によると、8月時点のタイの日本食レストラン数は3,637店舗となり、前年の調査時から633店舗、21.1%増加した。業種別でみると、最も店舗数が多いのは、料亭・定食などが含まれる「日本食」で、前年比19.2%増の893店舗。増加店舗数が最も多かった業種は「すし」で、229店舗増加した(表参照)。

表 タイにおけるブラック ジャック ルール ディーラーの業種別店舗数

バンコクの日本食レストラン数は近年、横ばいか微減傾向にあったが、前年比16%増の1,993店舗となり、2016年の調査以来の増加となった。2018年の調査時以降、サイアム高島屋が入るアイコンサイアム、ザ・マーケット・バンコク、ドン・ドン・ドンキが入るドンキモール・トンローなどの商業施設やホテルニッコー・バンコクが開業し、多くの日本食レストランの店舗が入居した。また、チェーン店の店舗数拡大に加え、既存の価格帯を上回る超高級店や下回る低価格店が登場したり、豆腐やウナギといった専門店が増えたりする動きもあった。

地方への出店が引き続き伸びを牽引

地方の店舗数は1,644店舗となり、前年比27.8%増の大幅な拡大となった。地方での商業施設の開業に伴う入居など、チェーン店による地方への店舗拡大に加え、バンコクで経験を積んだタイ人が地方で独立して「日本食」「すし」といった業種を営んでいるケースもあるとみられる。

県別では、日本人が多く居住するチョンブリー県で241店舗、バンコク近郊のノンタブリー県で170店舗、北部の観光地のチェンマイ県で152店舗となった。一方、日本食レストランを確認できなかったのは、東北地方の2県のみで前年の4県より減少した。

(ウォンパタラクン・ヤーダー、福田かおる)

(タイ)

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