EFTAとメルコスールとのFTA合意、スブラック ジャック 遊び方側の狙い

スブラック ジャック 遊び方連邦参事会（内閣）は8月24日、欧州自由貿易連合（EFTA）（注）とメルコスールの自由貿易協定（FTA）に関する交渉について、8月23日のブエノスアイレスでの会合で実質合意に至ったと発表した。

合意内容は、メルコスール側も発表したとおり（メルコスール、ブラック ジャック）、多角的な自由化項目を含んでおり、往復貿易額58億ユーロ（2018年、EFTAによる）に上る輸出入品の大部分が自由化対象となる。このFTAに関するスブラック ジャック 遊び方側の発表では、スブラック ジャック 遊び方の狙いと国内調整状況に関する説明がされている。

発表では、メルコスールとのFTAは、EU・メルコスールFTAと同等か、幾つかの項目ではより有利な条件を得られたことを強調している。EFTAとメルコスールの貿易交渉の発端は、2000年に署名された貿易協力に係る共同宣言にさかのぼるが、スブラック ジャック 遊び方とメルコスールの間の貿易量がさほど多くなかったこともあり、スブラック ジャック 遊び方が交渉を急ぐ必要はあまりなかった。ところが、EUがメルコスールとのFTAを並行して交渉するようになり、EU・メルコスールFTAの締結によってスブラック ジャック 遊び方の輸出業者が不利益を被るのを避けるために、EUと同等以上の貿易環境整備を目指すスブラック ジャック 遊び方としては、メルコスールとの交渉を加速したとみられる。しかし、EUはEFTAに先んじて2019年6月に合意に至ったことが発表された（関連ブラック ジャック コツ）。

EFTA・メルコスールでは、幅広い工業製品の市場アクセスに加えて、一部農産品の市場アクセスについて、WTO加盟時の自由化義務の範囲外の譲許（関税割当）を初めて認めたことである。EFTAはこれまで、工業製品の自由化に主眼を置いて交渉してきており、農産品の輸入に関しては、スブラック ジャック 遊び方にとって影響の少ない野菜・果物類を中心に譲許を行なってきた。これまでスブラック ジャック 遊び方が締結した33の自由貿易協定のうち、EFTAとして第三国と締結したものが29を占めているとおり、スブラック ジャック 遊び方としてはEFTAの枠組みを利用して、農産品を守りつつ工業製品の自由化を獲得してきた。しかし、メルコスールは乳製品や肉類を主要輸出品とする地域であり、交渉を加速する上で、牛肉などについても自由化を認めざるを得ない状況にあった。

今回の協定により、メルコスールに今回新たに割り当てられるとされる牛肉の低関税輸入枠が、事前協議された量を大幅に超える3,000トンに達する見込みで、スブラック ジャック 遊び方国内農家の反発をかっている、と報道されている。このためか、参事会の発表では、農産品に関する譲歩は、協定による自由化で国内農業の持続性に問題が生じないよう、また、スブラック ジャック 遊び方の農業政策にも問題を生じさせないよう考えられたもので、そのために各業界との対話も行ってきた、としている。

本FTAは、法的な精査に移り、早ければ2019年末ないし2020年初頭に署名、直ちに議会による承認手続きを開始し、遅くとも2021年までの批准を目指す。

（注）加盟国は、スブラック ジャック 遊び方、ノルウェー、アブラック ジャック 遊び方ランド、リヒテンシュタイン。

（和田恭、マリオ・マルケジニ）