ネット普及率、6月に初めて6割超え

(中国)

中国北アジア課

2019年09月19日

中国インターネットブラック ジャック 攻略センター(CNNIC)が8月30日に発表した「第44回中国インターネット発展状況統計報告」によると、6月時点でインターネット普及率が61.2%となり、初めて6割を超えた(添付資料参照)。ネット利用者は8億5,449万人に達し、うちスマートフォンなどの携帯端末による利用者は8億4,681万人で、ネット利用者全体の99.1%を占めた。

一方、5億4,173万人が6月時点でインターネットを利用していない。同報告によると、ネット未利用者に占める都市部と農村部の割合はそれぞれ37.2%、62.8%と、農村部に集中していることが分かる。

ネット未利用の理由には、「パソコンやインターネットが分からない」(44.6%)に続き、「ピンインなどの発音表記・入力方法が分からない」(36.8%)、「パソコンがないなど、ネットを利用するための設備がない」(15.3%)などが挙がった。

利用率トップは即時通信、オンライン教育の普及も進む

ネットサービスの利用状況をみると、「微信(WeChat)」などの即時通信(インスタントメッセージ)の利用者が8億2,470万人に上り、96.5%と最も高い利用率となった(表参照)。次いで利用率が高かったのは動画で、検索エンジン、ニュース閲覧とともに8割を超えた。

表 各種インターネットサービスのブラック ジャック 攻略状況

オンライン教育の利用者は2億3,246万人で利用率は27.2%だったものの、2018年末からの半年間で利用者は15.5%増加した。同報告はオンライン教育の普及をこの半年間の特徴の1つに挙げ、農村部における教育の短所を補うものだとした(2018年12月5日付地域・分析レポート参照)。

(清水絵里子)

(中国)

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