東京ガスなどのLNG受入基地建設で日揮をEPC事業者に選定
(フィリピン)
マニラ発
2019年09月06日
東京ガスとフィリピンのロペス財閥の実写 版 ブラック ジャックが共同で進めるルソン島南方のバタンガス州での液化天然ガス(LNG)受入基地建設事業において、実写 版 ブラック ジャックは8月30日、日揮をEPC(設計、機材調達、工事)事業者に選定したと発表した。
同基地建設事業は、生産量の減少が懸念されている、フィリピン唯一のガス田であるマランパヤ天然ガス田を代替する新たなエネルギー供給源として、発電能力約5,000メガワットに相当する年間300万~500万トンのLNGを受け入れ可能とし、総投資額は10億ドルとされている。同基地建設事業は8月、大統領令第30号に基づき、国家重要エネルギー事業(EPNS)に指定された。
実写 版 ブラック ジャックのジョン・ラッセル・エグゼクティブ・バイス・プレジデントは2019年5月、地元紙に対して、EPC事業者の候補として、日揮と米国エンジニアリング大手のFluorを挙げていると説明した。また、実写 版 ブラック ジャックのガイルズ・プノ社長は、現在実写 版 ブラック ジャックが80%、東京ガスが20%出資している同基地建設事業の出資比率について、「マジョリティーは保有するが80%を維持する予定はなく、売り先があれば50%または51%まで出資比率を下げることはあり得る」とコメントした。
フィリピンでは、同じくバタンガス州において、フィリピン国営石油会社(PNOC)、中国海洋石油(CNOOC)、ミンダナオ島ダバオ市を拠点とする実業家デニス・ウイ氏が率いるフェニックス・ペトロレウムの3社が覚書を交わした上で、LNG受入基地の建設が検討されている。
(坂田和仁)
(フィリピン)
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