東方航空、8月17日から大連~北九州便の運航開始
(中国)
大連発
2019年08月15日
中国東方航空は、8月17日から大連~北九州間の直行定期路線の運航を開始すると発表した(7月23日)。週3便で、飛行時間は片道約2時間(表参照)。北九州空港から中国行きの唯一の直行路線となる。
大連~北九州間の直行定期便は、2016年10月30日から2019年3月30日(一部運休期間を含む)まで天津航空が運航していたが、利用客が伸び悩み、その後運休となっていた。北九州市と大連市との継続的な協議の結果、両市の友好都市締結40周年の節目となる2019年に、中国東方航空による新規就航に至った。北九州市大連事務所によると、これまで大連から北九州行きの路線の利用者は、天津航空の事情により日本国内の販売体制が整っていなかったため、ほぼ100%が中国人観光客だったという。日中間で最多の路線を有する中国東方航空が就航することで、日本人の出張や観光での利用も拡大することが期待される。
中国東方航空は現在、日本の17都市との間で週325便(一部経由便あり、コードシェア便を含む、貨物便を除く)を運航している。「西日本新聞」(4月26日付)によると、同社は日本の大手旅行会社とも幅広いネットワークを有しており、今回の就航により、日本から大連へのアウトバウンド活性化も期待されるという。
北九州市は1979年に大連市と友好都市関係を締結し、1991年には同市の中国初となる事務所を大連市に開設した。これまで、大気環境改善のための技術支援をはじめ、環境や文化、観光などの分野で大連市との交流を進めている。
(呉暁東)
(中国)
ビジネス短信 77feea196d4bc973