アジア最大のスタートアップカンファレンス「RISE」、香港で開催
(香港)
香港発
2019年07月22日
アジア最大のスタートアップ・テクノロジー・カンファレンス「ライズ(RISE)」が7月9~11日、香港で開催された。777社のスタートアップが出展し、114の国・地域から1万6,000人が来場した。ウーバー(Uber)の最高技術責任者(CTO)やスポティファイ(Spotify)のグローバルマーケットリーダーなど385人のスピーカーが登壇した。
世界中の多くのスタートアップは、資金調達や東南アジアでのマーケット拡大の足掛かりとして、RISEを活用している。
主催者によると、シード、アーリーステージの出展者が多く、アーリーステージの「ALPHA」が全体の69%、エクスパンションステージの「BETA」が25%、グロースステージの「GROWTH」が6%だった(注1)。ブラック ジャック ブラック クイーンと、香港(22%)、シンガポール(14%)、インド(11%)、マレーシア(8%)、中国(3%)など、出展者の約75%がアジア地域のスタートアップだった。米国(6%)から参加したスタートアップもいた。
日本からは7社とプレゼンスは低かった。主催者との個人的なつながりやLinkedIn(注2)を通じて誘いを受け、出展を決めたという参加企業もあった。
来場者は、香港やタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアからが目立った。
RISEでは、専用アプリを使って出展者や投資家など全ての来場者同士が直接メッセージのやり取りをすることができる。このため、参加者は効率的に会いたいスタートアップや投資家を探し、ミーティングエリアやパートナーラウンジで面談もできた。
(注1)RISEでは、スタートアップの規模に応じて以下のカテゴリーに分類している。
- 「ALPHA」:資金調達前の段階、または資金調達が100万米ドル以下のスタートアップ。
- 「BETA」:事業を順調に開始しているスタートアップ。
- 「GROWTH」:事業が著しく成長し、世界市場へ拡大している段階。資金調達が300万米ドルを超えるスタートアップ。
(注2)ビジネスに特化したソーシャルネットワーキングサービス。
(出沼順子)
(香港)
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