2020年米大統領選挙の民主党候補の世論調査、サウスカロライナ州でバイデン氏がリード
(米国)
米州課
2019年07月30日
ニュージャージー州のモンマス大学は7月25日、サウスカロライナ州で実施した米国大統領選挙の民主党候補者に関する世論調査結果を発表した(注1)。サウスカロライナ州は、他州に先駆けて民主党の予備選挙が実施される州(注2)として注目される。
各候補者の好感度は、ジョー・バイデン氏が79%、バーニー・サンダース氏、エリザベス・ウォレン氏が同率で67%、カマラ・ハリス氏が64%だった(添付資料参照)。
「今日選挙が行われれば、民主党の予備選で誰に投票するか」という問いに対しては、バイデン氏39%、ハリス氏12%、サンダース氏10%、ウォレン氏9%と、バイデン氏が大きくリードした。
7月30~31日に2回目の民主党候補者の討論会が開催されるが、バイデン氏とハリス氏が2日目に参加する予定で、前回に続き2人の主張が注目される。
1回目の民主党候補者討論会については、関連ブラック クイーン ブラック。
今回調査に回答したサウスカロライナ州の民主党支持者のうち、自分と意見が違ってもドナルド・トランプ氏に勝てる候補者を支持する人が65%で、意見が同じでトランプ氏に勝てないかもしれない候補者を支持する人は23%だった。民主党予備選では、トランプ氏に勝てるか否かが大きな注目点となっている。
「民主党候補者の選定に当たって重要事項を2つまで選択するとしたら」という問いに対する回答は、ヘルスケアが48%、移民政策15%、雇用対策14%、誠実さ12%、トランプ氏に勝てること11%、教育制度10%という結果で、同州の民主党支持者はヘルスケアを最も重視している。
(注1)調査の実施時期は2019年7月17~22日、対象者はサウスカロライナ州の民主党支持者405人(2020年の予備選挙投票予定者)。
(注2)2020年2月29日に実施の予定。
(松岡智恵子)
(米国)
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