食品関係15品目の関税率引き下げへ

(台湾)

農林水産・食品課

2019年07月10日

台湾の税関輸入税則の部分税則改正案は7月3日、立法院(国会に相当)で第3読会を通過し、可決された。同改正を主導する財政部は、改正の目的を「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11)に加盟するため、貿易自由化と国際統合を段階的に推進すること」としている。

関税率の引き下げ対象は、「ししゃも(冷凍)」「未燻製のカニ(冷凍)」「ホタテ(活、生鮮、冷蔵)(全貝および干貝を含む)」「未燻製のホタテ(冷凍)(全貝および干貝を含む)」「未燻製のホタテ(乾燥、塩漬け、塩水漬け)(全貝および干貝を含む)」「未燻製のイカ(冷凍)」「未燻製のタコ(冷凍)」「長芋(生鮮、冷蔵)」「温州みかん(生鮮、乾燥)」「練り製品(原文:調製奶皮)」「みそ」「マヨネーズ、サラダドレッシング」「カレールー」「固形または粉末状の肉類スープ、ブロスおよびその調製品」「穀類酒」の15品目。引き下げ前後の関税率は、添付資料を参照。総統令の公布日(7月24日の予定)から起算して、3日目から発効する。

(川原文香)

(台湾)

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