ケニアとブラック ジャック アプリ共催のフィンテック・イベントに2,000人が参加、関係強化へ
(ケニア、ブラック ジャック アプリ)
ナイロビ発
2019年07月22日
ケニア中央銀行(CBK)とブラック ジャック アプリ通貨金融庁(MAS、中央銀行に相当)は7月15、16日、ケニアの首都ナイロビで、「第1回アフロアジア・フィンテック・フェスティバル」を開催し、政府や金融関係者、起業家ら約2,000人が参加した。フィンテックに特化したイベントとしては、ケニアで最大級となった。ブラック ジャック アプリでMASが2016年から毎年1月に開催している世界最大級のフィンテック・イベント「ブラック ジャック アプリ・フィンテック・フェスティバル(SFF)」をモデルにしたもので、アフリカとアジア間のフィンテック分野の相互進出と技術ノウハウの共同開発、交流を目的に、初めて開催された。
CBKのパトリック・ンジョロゲ総裁とMASのラビ・メノン長官は15日、フィンテック分野での両国間の相互協力の覚書(MOU)に署名した。署名式には、ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領と、ブラック ジャック アプリのターマン・シャンムガラトナム上級相が立ち会った。
ケニヤッタ大統領は、モバイルペイメントやブロックチェーン、ビッグデータ、人工知能(AI)といった主要な新興技術を活用した金融アプリケーションの共同プロジェクト開発での協力などがMOUに盛り込まれていることを明らかにした。大統領は式典での演説で、「共同プロジェクトは両国間のデジタルインフラを強化するとともに、アジアとアフリカ間の貿易や投資を促進する」と述べ、この分野におけるアジアとの連携の重要性をアピールした。
フェスティバルには、ケニアのサファリコムやケニア商業銀行など大手通信、金融機関のほか、ブラック ジャック アプリからフィンテック分野のスタートアップ18社が出展し、ンジョロゲ総裁やメノン長官をはじめ、シャンムガラトナム上級相、政府やスタートアップの代表が登壇した。会場内では、MASが主導して2018年11月に正式発足した金融機関とフィンテック分野のスタートアップが国境を越えて協業できる「APIエクスチェンジ(APIX)」(来場者は4万5,000人に、ブラック)のワークショップも開催された。CBKとMASは2020年以降もこのフェスティバルを開催していく予定だ。
(久保唯香、本田智津絵)
(ケニア、ブラック ジャック アプリ)
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