米USTR、リスト3の追加関税率10%適用貨物の到着期限延期を発表
(米国、中国)
ニューヨーク発
2019年06月03日
米国政府は、1974年通商法301条に基づく対中追加関税について、5月10日に、中国原産の輸入品に関するリスト3〔対中輸入額2,000億ドル相当の5,745品目(米国関税率表の上位8桁、一部品目は部分的に対象)〕の追加関税率をそれまでの10%から25%に引き上げた。ただし、5月10日より前に輸出された中国原産品は、米国の到着が6月1日より前まであれば、追加関税率引き上げの対象外としていた(米中合意できず、ブラック ジャック)。
米国通商代表部(USTR)は5月31日、この貨物の到着期限を延期し、「6月15日より前までに米国に輸入されるもの」であれば、10%の追加関税率を適用すると発表した。後日、官報に掲載するという。本延期措置は、米中間の海上輸送の時間などを考慮したものだとしている。
(若松勇)
(米国、中国)
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