2020年米大統領選挙の世論調査、フロリダ州でバイデン氏がトランプ氏をリード

ドナルド・トランプ大統領は6月18日にフロリダ州オーランドの集会で、2020年の大統領選挙への立候補を正式に表明した（）。コネチカット州のキニピアク大学が同日に発表したフロリダ州での世論調査（注）の結果によると、トランプ大統領が共和党候補となった場合、民主党候補との直接対決を想定した問いに対し、民主党各候補がトランプ氏を上回る支持を獲得し、特にジョー・バイデン氏はトランプ氏を9ポイント上回った。同大学が6月に実施した全国調査と比較すると、トランプ氏と民主党候補者の差がより小さい（表1参照）。また、共和党支持者のトランプ氏支持は90％、民主党支持者のバイデン氏支持は91％だった。

各候補者の詳細は、米紙、ブラック ジャック カード。

「今日、民主党の大統領予備選が行われたら、誰に投票するか」という問いに対して、ジョー・バイデン氏が41％と1位で、バーニー・サンダース氏（14％）、エリザベス・ウォレン氏（12％）が続いた（表2参照）。6月の全国調査結果と比べると、バイデン氏への支持がより高い。

また、トランプ氏の大統領としての仕事ぶりについての評価を聞いたところ、「認める」が44％、「認めない」が51％で、6月の全国調査結果（それぞれ42％、53％）より良い結果となっている。オバマ政権下の2016年と比較した個人的な家計状況については、「良くなった」が54％、「悪化した」が23％、「変わらない」が20％という結果だった。6月のテキサス州での調査結果もほぼ同様の結果（それぞれ、56％、26％、17％）となっている。

（注）調査の実施時期は6月12～17日、対象者はフロリダ州の有権者1,279人（うち民主党支持者は417人）。

（松岡智恵子）