エチオピアで医療・保健展示会が開催、日本ブランドにも高い関心
(エチオピア)
アディスアベバ発
2019年05月28日
医療・保健展示会「第5回エチオ・ヘルス」が5月17~19日、エチオピアのアディスアベバで開催された。主催者によれば、来場者は3,000人超を見込んでいたが、最終的な来場者数は5月22日時点で発表されていない。まだ展示会としての規模は小さいが、今後の成長が期待される。
主催者によると、出展者は30社・団体。ジェトロが5月17日午後に会場を訪問したところ、およそ半分は業界団体の出展と見受けられ、医薬品・医療機器製造業者組合、内科協会、歯科医師協会、公共衛生検査機関組合、医療検査機関組合などがブースを構えていた。企業では、日本メーカーの代理店が入り口正面に出展し、大きく目立っていた。同代理店担当者によれば、病院への機器納入などの機会もあり、日本ブランドへの関心は高いという。
主催者によれば、エチオピアでの医薬品の政府調達は2018/2019年度に8億ドルに達する見通し。国内には、簡易な施設で保健知識の普及などを行うヘルスポストが1万6,547カ所、保健所として機能するヘルスセンター3,962カ所、公立病院が290カ所あるという。また民間施設では、小規模クリニック5,401カ所、中規模クリニック1,308カ所、専門医院536カ所、総合病院62カ所が開業中とのことだ。
当地の医療機関を訪れると、ゼネラル・エレクトリック(GE)やシーメンスなどの診断装置を見かける。また、フィリップスは2018年5月にエチオピア政府と循環器専門病院の建設と運営で合意しており、機器納入はもちろん、人材育成などを含めて広範な協力で売り込みを図る。ジェトロは、日本の医療機器のアフリカでの販路開拓を目指して、2018年10月に医療機器市場開拓セミナー・商談会(ブラック ジャック ブラック クイーンのサービス)を実施するなどの取り組みを実施している。
(関隆夫)
(エチオピア)
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