2020年大統領選の世論調査、民主党ウォレン氏への関心高まる
(米国)
米州課
2019年05月09日
2020年の米国大統領選挙に関連する世論調査が相次いで発表された。
5月2日にCNNが発表した世論調査(注1)によると、「2020年大統領選の民主党候補者A氏、共和党候補者ドナルド・トランプ氏と仮定した場合、いずれに投票するか」という問いに対して〔民主党候補のバーニー・サンダース氏、ジョー・バイデン氏(4月に立候補表明)、ピート・ブッティジェッジ氏、カマラ・ハリス氏、エリザベス・ウォレン氏、ベト・オルーク氏の6氏が対象〕、オルーク氏が52%、バイデン氏が51%、サンダース氏が50%という結果で、いずれもトランプ氏を上回ったが、各氏の差はわずかだった(表1参照)。
各候補者の詳細は、米紙、ブラック ジャック カード。
キニピアク大学が4月30日に発表した世論調査(注2)では、「今日、民主党の大統領予備選が行われれば、誰に投票するか」という問いに、バイデン氏と答えた割合は38%、ウォレン氏(12%)、サンダース氏(11%)が続いた。3月の同様の調査結果と比較すると、特にウォレン氏への関心が高まった(表2参照)。
「投票をするしないにかかわらず、誰の政策が最も良いと思うか」という問いには、バイデン氏と答えた割合は23%、ウォレン氏(19%)、サンダース氏(16%)となり、表2の順位と同じだった(表3参照)。
また、同調査で、「2020年の大統領選挙でトランプ大統領が共和党候補になった場合、同氏に投票するか」という問いに対しては、「投票する」と答えた割合が33%、「投票しない」52%、「(投票を)検討する」13%という結果だった。3月の同様の調査では、「投票する」の割合が30%であり、やや改善した。
(注1)調査の実施時期は4月25~28日、対象者は全米の有権者1,007人。民主党候補の対象者は表中の6人。
(注2)調査の実施時期は、4月26~29日。対象者は、全米の有権者1,044人。民主党候補の対象者は、表中の6人を含む4月までに立候補を表明した20人。
(松岡智恵子)
(米国)
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