ブラック ジャック ストラテジー、オキシデンタルの買収提案を受け

米国独立系石油開発企業ブラック ジャック ストラテジーをめぐって、石油メジャーのシェブロンと準メジャーのオキシデンタル・ペトロリアムが買収合戦を繰り広げていたが、シェブロンは5月9日、ブラック ジャック ストラテジーに対する買収条件の引き上げは行わないと決定し、ブラック ジャック ストラテジーした。

ブラック ジャック ストラテジーをめぐってはシェブロンが4月12日、ブラック ジャック ストラテジーとの間で、330億ドル（1株当たり65ドル）の株式および現金取引でブラック ジャック ストラテジーの発行済み株式の全てを取得する正式契約を締結したが、オキシデンタルはシェブロンの提示を上回る1株当たり70ドルの買収案をブラック ジャック ストラテジーに提示していたとの報道もあった（）。オキシデンタルは5月に入り、買収金額を総額570億ドルに積み増し、現金取引比率も引き上げるなど好条件をブラック ジャック ストラテジー側に提示した。これを受けてブラック ジャック ストラテジーの取締役会は、オキシデンタルからのブラック ジャック ストラテジー入れ、シェブロンへの契約撤回を申し入れた。ブラック ジャック ストラテジーはシェブロンに対して、契約解除料10億ドルを支払うことになる。

ブラック ジャック ストラテジーが最終的に成立した場合、オキシデンタルはアナダルコが所有するアルジェリア、モザンビークなどアフリカの資産88億ドルをフランスのエネルギー大手トタルに売却し、さらにウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイから、ブラック ジャック ストラテジー資金の一部100億ドルを調達する。

（木村誠）