日本財団、日本メーカーと石油メジャーとの共同技術開発プロブラック ジャック コツクトを発表
(米国)
ヒューストン発
2019年05月23日
5月10日にテキサス州ヒューストン市の米国石油大手シェブロンで開催された「ディープスター(DeepStar)・テクノロジー・シンポジウム2019」において、日本財団は石油メジャーと日本のメーカーとの間で2019年度に実施される共同技術開発プロブラック ジャック コツクトを発表し、各日本企業からプロブラック ジャック コツクトの骨子概要が説明された。
今回発表されたプロブラック ジャック コツクトは、2018年5月に日本財団とディープスターの間で締結された「海洋技術の共同開発のため覚書」に基づくものだ(関連ブラック ジャック web)。
日本企業がディープスターの枠組みを利用して、石油メジャーと共同の技術開発を行う場合、ブラック ジャック コツから研究開発費の80%までの補助を受けることができ、助成金額の上限は、第1事業期間(2019年度)では1件当たり1,000万~2,000万円程度、第2事業期間(2020年度以降)では最長3年間で1件当たり最大1億円程度とされている。
既に海洋石油・ガスの開発・生産に参画する一部の日本企業を除き、この分野への新規参画は非常に困難といわれてきた。とりわけ、石油企業の技術担当と直接対話ができないため、石油企業側のニーズが分からず、日本企業側からニーズにマッチした適切な提案ができないことが課題だった。
ブラック ジャック コツとディープスターがつくり上げた枠組みは、これらを解消するもので、石油企業と共同で開発を行うことを通じて、製品化と現場での採用までを一気に進めることが期待されている。
ブラック ジャック コツのさらなる狙い
特に、ブラック ジャック コツは海洋石油・天然ガス分野において、低コスト化、地球温暖化防止、安全確保への対応が大きな課題であることに着目し、素材、ロボット、センサー、IoT(モノのインターネット)など、日本が以前から競争力を持つ分野の技術が生かされるとみており、本取り組みを通じて将来の日本におけるメタンハイドレートや海底熱水鉱床などの開発に際して、大いに役立つ技術や企業が育つことを視野に入れている。
今回、ブラック ジャック コツとディープスターの間で採択され、2019年度に実施される10件のプロブラック ジャック コツクトは同財団のウェブサイトで公表されている。
なお、本プロジェクトはブラック ジャック コツも支援している。
ブラック ジャック コツの取り組みに関する詳細の問い合わせ先は次のとおり。
- ブラック ジャック コツ海洋事業部海洋開発人材育成推進室
- 電話:03-6229-2611(平日9:00~17:00)
- メールアドレス:ocean_innovator@ps.nippon-foundation.or.jp
(中川直人)
(米国)
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