イングランドと北アイルランドの地方選、保守党ブラック ジャック アプリが大幅減

(英国)

ロンドン発

2019年05月07日

英国で5月2日に、イングランドと北アイルランドの統一地方選挙が行われた。改選対象はイングランドの248自治体(注)、北アイルランドの11自治体の地方議会で、併せて6市長選も実施された。5月3日のBBCの報道によると、イングランドでは、前回2015年の改選時と比較して与党・保守党が1,330ブラック ジャック アプリ減の3,564ブラック ジャック アプリと大幅に減少し、また野党・労働党も84ブラック ジャック アプリ減の2,021ブラック ジャック アプリという結果になった(表参照)。保守党は南部で、労働党は北部で多くのブラック ジャック アプリを減らしている。一方で、自由民主党が704ブラック ジャック アプリ増の1,351ブラック ジャック アプリと大きく伸ばしたほか、緑の党もブラック ジャック アプリ数を増やした。また、無所属議員の当選も目立ち、605ブラック ジャック アプリ増となった。

表 各党の獲得ブラック ジャック アプリ数および過半数を占める地方議会数(イングランド248自治体)

2大政党はブラック ジャック アプリ減により、ブラック ジャック アプリの過半数を占めて議会の主導権を握る自治体を計50減らした。特に保守党は、過半数のブラック ジャック アプリを占める自治体を44減少させた。他方で、自由民主党がブラック ジャック アプリ数の伸びによって過半数ブラック ジャック アプリを獲得した自治体を10増やしたほか、単独政党の獲得ブラック ジャック アプリが過半数に満たなかった自治体が約2倍に増え、70以上を占めることとなった。

今回の地方選挙は、英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる各政党への国民の評価を占う選挙になると報じられていた。ブレグジット交渉がいまだ決着をみないことについて、保守党への大きな不満が表れたことに加え、保守党批判を行う一方で明確な将来を示さない労働党に対するいらだちも高まっていることが、両党のブラック ジャック アプリ減の背景にあるとみられる。選挙前から、複数のメディアは保守党が800ブラック ジャック アプリ以上失うのではないかと報じていたが、予想を超える大敗となった。同日のウェールズの保守党大会では、テレーザ・メイ首相に辞職を求めるやじが飛ぶといった一幕もあった。メイ首相は選挙の情勢について、保守党と労働党に対する、ブレグジットを決着させよとの国民からの率直なメッセージ、と受け止めていると述べた。

(注)今回地方統一選が開催されたのは、イングランド343自治体のうち前回2015年に改選された248自治体。議員全員の改選のほか、議員の3分の1が改選された自治体も含まれる。

(木下裕之)

(英国)

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