日本産和牛のブラジル展開に手応え
(ブラジル)
サンパウロ発
2019年04月30日
商用日本産和牛のブラジル輸入が継続的な取引につながっている。3月に販売を目的とした商用日本産和牛が初めてブラジルに輸入され(関連ブラック ジャック ルール)、4月18日には、食肉輸入卸・販売事業者プライム・カーター(Prime Cater)の冷凍倉庫に2度目の輸入日本産和牛が納品された。
同社が輸入する日本産和牛は、当地のステーキ店やレストランが取り扱うことが明らかになっている。
高価格でも需要を見込む高級レストラン
サンパウロ市内の有名ステーキ店フバイヤ(Rubaiyat)は、300グラム当たり580レアル(約1万6,240円、1レアル=約28円)で提供し、ステーキを客前で焼きながら食べてもらう。2018年末に米国マイアミからサンパウロに進出してきた和食店マコト(MAKOTO)では、100グラム当たり290レアルで石焼ステーキをワサビ、ポン酢、塩と一緒に提供する。
イタリア料理店ブラーセ(Brace)のシェフ、リジア・カラザワ氏は「日本産和牛を扱っているだけで店のPRになる。『1日限定〇食』といったかたちで、採算度外視で扱っていきたい」と語った。
プライム・カーターは1キログラム当たり750レアルで直販し、日本産和牛販売のためにデザインした専用箱に入れて納品している。
(山本祐也)
(ブラジル)
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