大連~札幌間の直行定期便が4月から運航再開
(中国)
大連発
2019年03月27日
中国南方航空北方分公司は、運休となっていた大連~札幌間の直行定期路線の運航を4月2日から再開すると発表した。
大連~札幌便は、同社が2012年10月まで週3便(火曜、木曜、土曜)で往復便を運航していたが、その後、運休となった。約6年半ぶりに運航が再開されることで、大連および周辺地域からの渡航者の利便性が向上することが期待される。飛行時間は往路が約3時間、復路が約4時間(表参照)。
北海道庁経済部観光局の統計によると、2015年には中国本土から北海道への観光客数が台湾を抜いて、無料 カジノ ゲーム観光客数で1位となった。中国本土から北海道への観光客数は、2009年の9万2,700人から2017年には66万6,000人へと約7倍に増えた。
北海道は、春の桜、夏のラベンダー、秋の紅葉、冬のスキーなど豊富な観光資源を有し、中国人にもよく知られている1995年公開の日本映画「ラブレター」は北海道小樽市がロケ地の1つとなっている。また、2008年公開の中国映画「狙った恋の落とし方(原題:非誠勿擾)」の後半の舞台は釧路、阿寒湖、網走など美しい自然景観を有する北海道道東地域で、多くの中国人を魅了し、映画の大ヒットとともに北海道観光ブームを巻き起こした。
日本は2019年1月から、中国の訪日リピーターや学生らの訪日観光ビザの取得要件を緩和した。過去3年のうちに2回以上個人観光ビザを取得して訪日した中国人が、数次ビザを申請する場合の提出書類を簡素化し、経済力を証明する書類の提出を不要としたほか、これまで中国教育部直属大学(75校)に所属する学部生・院生および卒業後3年以内の卒業生に対する1次ビザの申請手続きを簡素化していたが、対象となる大学を1,243校にまで拡大した。大連~札幌便の再就航とともに、2020年に外国人500万人、うち中国を含む成長市場からの220万人の訪日客受け入れを目指す北海道にとって、追い風となるだろう。
(李莉)
(中国)
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