エンジンオイルなどのSNI取得が2019年9月から義務化
(インドネシア)
ジャカルタ発
2019年02月13日
二輪・四輪用のエンジンオイルやトランスミッションオイルについて、「工業大臣令2018年25号」(インドネシア語)により、インドネシア国家規格(SNI)の取得が2019年9月から義務化される。対象となる潤滑剤の種類、SNI番号、HSコードは表のとおり。
本大臣令は、2018年9月10日に公布されており、12カ月後の2019年9月10日に施行される。同日以降はSNIを取得していない製品の国内流通・輸入が禁止されるため、上記に該当する潤滑剤については、取得手続きを進める必要がある。工業省下流化学産業局(Direktorat Industri Kimia Hilir)の担当者によると、近年、低品質の潤滑剤の流通が問題となっており、生産者・消費者保護の観点でSNIを義務化したとのことだ。
SNIを取得するには、国家認定委員会(KAN)によって適格性が認定された製品認証機関(LSPro)に、SNIマーク使用製品証明(SPPT-SNI)の発行を申請する必要がある。その後、生産工程の監査と、サンプル採取およびSNIで決められた品質に適合しているかの検査が行われる。外国産品の場合は、インドネシアから監査チームが派遣され、申請者側が渡航費や滞在費などを負担する。SPPT-SNIの有効期間は4年だが、少なくとも年に1度の頻度で工場の監査が行われる。
SNIの認証が可能な製品認証機関(LSPro)を以下に例示する。
(吉田雄、アリフ・プルノモシディ)
(インドネシア)
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