2018年の新車販売台数は前年比15.3%減
(フィリピン)
マニラ発
2019年02月14日
フィリピン自動車工業会(CAMPI)と自動車輸入流通業者協会(AVID)の発表資料によると、2018年の新車販売台数は前年比15.3%減の40万1,624台となった(図参照)。2012年以降2017年まで、フィリピンの新車販売台数は6年連続で最高記録を更新していたが、7年ぶりに前年を下回った。
2018年1月の自動車物品税の増税(関連ブラック ジャック 賭け)に加えて、2018年通年のインフレ率が5.2%と、政府目標の2~4%を超える高水準になり、高価格品の買い控えなどの影響から、新車販売台数が落ち込んだものとみられる。
地元紙によると、メーカー別の販売台数は、トヨタが15万2,389台で首位、以下、三菱自動車が6万6,081台、現代自動車が3万5,401台と続いた。上位3社には前年から順位の変動はなかったが、日産(3万4,952台)は4位となり、前年の7位から順位を上げた。
2019年の新車販売市場について、AVIDのマリアフェ・ペレズ・アグド会長は「インフレ率が政府目標(2~4%)の範囲内に収まれば、2019年の販売台数は10%ほどの伸びが期待できる」と述べた。
(坂田和仁)
(フィリピン)
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