韓国企業、ウラジオストク近郊でのゴルフ場建設に向け覚書
(ロシア、韓国)
モスクワ発
2019年01月31日
ロシアの沿海地方開発公社は1月9日、韓国のドンナム産業開発(Dongnam Industry)と、ウラジオストク近郊の統合娯楽ゾーン「プリモリエ」(関連ブラック ジャック ブラック)の敷地内におけるゴルフ場建設に関する覚書を締結した。投資額は約20億ルーブル(約32億円、1ルーブル=約1.6円)。
プロジェクトに必要な土地は80ヘクタール以上で、建設期間は土地のリース開始後1年間。第1段階では、9ホールからなるコース、クラブハウス、関連施設を建設し、第2段階では、100室規模の4つ星ホテルと、もう1つの9ホールコースを建設する計画。
ドンナムの金仁泰代表は、アジア太平洋地域の人々のロシア極東への関心の高まりと交通の利便性から、プリモリエは多くの観光客の誘致が可能で、エリートクラスのレジャー施設の建設はカジノへの観光客誘致にもつながると指摘。「本プロジェクトのメインターゲットは、ゴルフが人気スポーツ・レジャーとなっている韓国および日本のプレーヤー」と述べた。
沿海地方政府のコンスタンチン・シェスタコフ観光部長は、プリモリエのコンセプトは多様な観光客の受け入れ可能な休暇プロジェクトだとし、「われわれにとって、カジノに隣接した非賭博施設の開設に投資家が関心を持つことは非常に重要で、本プロジェクトにはギャンブラーだけでなく、他の観光客も関心を持つだろう。特に、ゴルフがポピュラーな韓国からの観光客流入増加に寄与する」と語った。
統合娯楽ゾーンのプリモリエは、ロシア極東最大の観光施設。敷地面積は619ヘクタールで、レストランやカジノを併設した8つ以上のホテルと、レジャー施設が開業する計画だ。総投資額は1,070億ルーブル。
(齋藤寛)
(ロシア、韓国)
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