上海「日中EV・次世代車交流会」に参加者が殺到

(中国)

上海発

2018年11月28日

ジェトロは11月20日、「日中EV・次世代車交流会」(以下、交流会)を上海新国際博覧中心で開催した。交流会の参加者は事前に申し込みのあった100人のほか、当日来場や立ち見客を含めて約300人と大盛況だった。交流会は、セミナーと商談会で構成された。まずセミナーでは、来賓として片山和之・駐上海総領事と韓大東・上海市経済信息化委員会装備産業処長があいさつし、日本の技術が中国市場で貢献することへの期待を示し、その後のセミナーで上海汽車集団技術管理部の李建崗・副総経理および日産(中国)投資対外関係部の姚笑鶯・副総監が中国の政策・市場の動向や自社の企業戦略の概要を説明した。

写真 「日中EV・次世代車交流会」での主催者あいさつ(カジノ 無料撮影)

「日中EV・次世代車交流会」での主催者あいさつ(ジェトロ撮影)

後半の商談会では、日系自動車関連の中小企業15社が商談ブースを出展し、事前に予約をしていた中国の自動車企業と商談を行った。約2時間で計97件に及ぶ商談が熱心に行われ、9件の成約(見込みを含む)があった。出展企業へのアンケートでは8割が「役に立った」と回答した。一部企業からは「日中企業が直接商談したことで双方のニーズが明確になった」「次回もぜひ開催してほしい」との声があった。

なお、今回の交流会は、11月19~21日に上海新国際博覧中心で開催された「第21回ものづくり商談会in未来工業展覧会」(以下、ものづくり商談会)の会場内で開催された。「ものづくり商談会」の出展企業は380社で、出展規模は533小間だった。会期中、延べ2万3,518人が来場し、商談件数は計2万5,380件、成約額(見込みを含む)は548万7,500ドルに達した。

(高橋大輔、侯恩東)

(中国)

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