上海で「2018世界人工知能大会」、世界のAI専門家が集結
(中国)
上海発
2018年10月01日
上海市の黄浦江西岸地区で9月17~19日、「2018世界人工知能大会」が開催された。40カ国・地域から200以上のAIのリーディングカンパニーや専門家が集結し、世界のAIの将来について語った。中国政府の国家発展改革委員会、科学技術部、工業・信息化部、国家インターネットブラック ジャック ディーラー ルール弁公室、中国科学院、中国工程院、そして上海市政府が主催した。開幕式では、劉鶴副首相がスピーチし、李強上海市書記が習近平国家主席の祝賀メッセージを代読した。
メインフォーラム(於西岸芸術中心)では、アリババグループの馬雲(ジャック・マー)会長、テンセントの馬化騰最高経営責任者(CEO)、百度の李彦宏CEOのほか、華為技術(ファーウェイ)、京東(ジンドン)、科大訊飛(アイフライテック)、商湯科技、小米、上海汽車集団のトップらがスピーチした。外国企業としては、グーグル、アマゾン、マイクロソフトなどの代表がスピーチした。日本からは、日本人工知能学会会長の浦本直彦氏が日本のAI研究の状況を説明した。
また、全国初となる「人工知能創業投資サービス連盟」の設立宣言式も行われた。同連盟は、国家発展改革委員会の指導の下、国投創合国家新興産業創業投資引導基金、中金啓元基金、勝富泰克基金や、シリコンバレーキャピタルなど、AI領域の40強の各機構により設立された。上海市楊浦国家双創師範基地に事務局を置き、AI関連の投資や研究を行う。
大会期間中に、上海市政府は「人工知能の質の高い発展を急速に推進するための実施方法」を発布した。ハイレベル人材の集中、データの開放と応用の実現、資金支援などについて規定している。
大会では複数の会場において、テーマ別のフォーラムや、AI展示、AI体験などのイベントが行われた。
(飯田大介)
(中国)
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