スベルドロフスク州の特別経済区の範囲が拡張に
(ロシア)
欧州ロシアCIS課
2018年08月24日
ドミトリー・メドベージェフ首相は8月18日、ウラル連邦管区スベルドロフスク州に所在する特別経済区(以下、特区)の範囲を、同州都のエカテリンブルクと周辺地域に拡大する政令に署名した。ロシア連邦政府によると、拡大される地域にはマイクロエレクトロニクス(注)、工作機械などの工業機械製造、航空機・同部品製造、医療機器製造関連の企業8社が新しく入居し、38億ルーブル(約60億8,000万、1ルーブル=約1.6円)の投資が行われる予定。また、スベルドロフスク州政府が2022年までに29億1,100万ルーブル以上を投下し、関連インフラ整備を行う。
スベルドロフスク州の特区は2010年12月に設立(関連ブラック ジャック カード)。2018年7月1日時点で12企業が入居している。同特区は「工業生産型」と呼ばれ、特区内での製造を行う企業向けに企業利潤税(法人税)低減など税制優遇などの措置が設定されている。世界最大の地場チタンメーカーが入居企業の中核となっていることから、別名「チタンバレー」とも呼ばれている。
(注)超小型電子技術、超微細化技術などを利用した電子工学の一種。
(高橋淳)
(ロシア)
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