大学試験開始も、ネットは通常どおり

(エチオピア)

アディスアベバ発

2018年06月04日

日本の高校卒業と大学入試に当たる全国統一試験期間が5月30日から始まった。過去2年連続して、試験問題の漏えいを防ぐことなどを理由として国内全土でインターネットが遮断された(関連ブラック ジャック ディーラー)。企業関係者などは3年連続の遮断を警戒していたが、今のところインターネットは通常どおり利用可能だ。

2017年の試験期間には全国的にインターネットが利用不可能な中、自社衛星回線を持つと思われるヒルトンホテルではインターネット利用が可能だったため、ビジネスセンターに長蛇の列ができていた。

2017年までの実態を知る企業関係者は、インターネット遮断によりビジネス活動全般に支障が出ることを恐れ、試験期間中は一時的に国外での活動を検討したり、自社衛星回線を持つ施設を探したりなどの動きも見られた。今年は遮断されていないことについて、通信当局などから特段の説明は行われていないが、インターネットが使えることによって、企業関係者の不安が払拭(ふっしょく)されたかたちだ。なお試験期間は5月30日から6月7日まで続くため、この間は引き続き通信状況に警戒が必要だ。

(関隆夫)

(エチオピア)

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