最低賃金の改正でガイドラインを発布

(ラオス)

ビエンチャン発

2018年05月08日

ラオス労働社会福祉省は4月25日、「ラオスの労働者の最低賃金の改正に関する労働社会福祉省ガイドライン」(No.1121/MLSW)を発布した(添付資料参照、注)。

ラオス首相府は最低賃金を22%引き上げ、月額110万キープ(約1万4,300円、1キープ=約0.013円)へと改定する告示を閣僚・知事向けに発布していた(最低賃金、22%引き上げ月額110万ブラック)が、本ガイドラインにより2018年5月1日から正式に110万キープへと改定されることが発表された。また、2015年の改正時と同様に本最低賃金は基本給を指すもので、時間外給与、各種手当などを含まないものとすると規定された。

今回新たに加わった項目としては、高所や酷暑環境など、健康にリスクのある環境下で労働する者に対しては最低賃金の15%増以上を支払うように規定した点のみだ。

(注)非公式仮訳を添付。正しくはラオス語版を参照。

(山田健一郎)

(ラオス)

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