急成長するオンラインショッピング市場-日本から出品可能な国内ECブラック クイーン ブラック ジャックも-
(アラブ首長国連邦)
ドバイ発
2017年10月10日
アラブ首長国連邦(UAE)におけるオンラインショッピング市場は2014年の6億7,000万ドルから2016年には約2倍の13億ドルに達し、2020年にはさらに31億ドルまで拡大すると見込まれ、企業の注目が集まっている。しかし、日本から出品可能なUAEの国内電子商取引(EC)ブラック クイーン ブラック ジャックは少ない。日本や海外からの出品が可能な国内ブラック クイーン ブラック ジャック、ナムシ(Namshi)のビジネスモデルについて紹介する。
2年で約2倍に成長、国内外企業が注目
UAEをはじめとする湾岸協力会議(GCC)諸国のオンラインショッピングの普及率はまだ低い。GCC諸国のeコマース市場の規模はGDP比0.5%程度で、1人当たりGDPが同水準であるフランスの1.8%、日本の2.2%と比べて低い水準にある。一方で、UAEには可処分所得の高さ、物流インフラの充実、都市化率の高さ、若年層人口の多さ、インターネットやスマートフォンの普及率の高さなど、オンラインショッピングに非常に適している環境がある。市場調査会社ユーロモニターによると、UAEにおけるオンラインショッピング市場は2014年の6億7,000万ドルから2016年には約2倍の13億ドルに達し、2020年には31億ドルまでさらに拡大すると見込まれている。
こうした急速な成長は国内外企業の注目を集めており、2017年3月にはアマゾンが、UAE発祥のベンチャー企業で中東地域最大のショッピングブラック クイーン ブラック ジャックであるスーク・ドット・コム(Souq.com)を5億8,000万ドルで買収すると発表した。また、UAEやサウジアラビアの企業などが出資するヌーン・ドット・コム(Noon.com)は、2017年10月1日にUAEで待望のサービスを開始した。今後、サウジアラビアなどでも開始の予定で、数千点規模の商品の取り扱いが予想されており、UAEを含む中東全体のオンラインショッピング市場を揺るがす存在になるのではないかといわれている。また、UAEに進出済みのグローバル小売企業や地元企業などによるショッピングブラック クイーン ブラック ジャックの開設事例は枚挙にいとまがなく、市場の拡大とともにブラック クイーン ブラック ジャック数も増加している。
ペイビジョン(Payvision)の調査では、越境ECはUAEのeコマース市場全体の3割程度を占めており、世界平均よりも高い。ジェトロが2017年8月に約20社のUAE国内のオンラインショッピングブラック クイーン ブラック ジャックに確認したところ、日本を含む海外からの出品が可能と回答したのは数社のみだった。多くのブラック クイーン ブラック ジャックは国内からの出品に限られており、国外企業が出品するには国内に当該製品を取り扱う代理店が必要になる。多数の国内ブラック クイーン ブラック ジャックがあるにもかかわらず、UAEのオンラインショッピング市場は、首位のスーク・ドット・コム(38.2%)に次いでアマゾンが10.5%、イーベイ(eBay)が8.7%とグローバルブラック クイーン ブラック ジャックが上位を占めており、これらグローバルブラック クイーン ブラック ジャックが海外商品の購入に使われていると考えられる。
利用者の信頼を得て多様な商品を提供
こうした中で、UAEのオンラインショッピング市場でファッション専門ブラック クイーン ブラック ジャックとしては最大である4.8%のシェアを持つナムシは、日本からの出品が可能と回答したブラック クイーン ブラック ジャックの1つだ。同ブラック クイーン ブラック ジャックの購買担当者は海外商品の取り扱いが可能な理由を、自らが海外企業から商品を購入してドバイにある倉庫にストックし、注文に応じて国内やGCC諸国に発送するという、卸売業者かつ小売業者としての役割を果たすシステムを採用しているからだという。また、高成長の要因として、商品を全て本社か国内の代理店から直接購入しており、利用者は模倣品や品質の劣化などを気にすることなく安心して購入できること、国内の店舗では販売されていない商品を含め多様な商品を提供していることを挙げる。毎月1,500万人がブラック クイーン ブラック ジャックを訪れ、そのうち120万人が実際に購入しており、利用者は20歳以上のファッションが好きな女性が中心で、アラブ人、特にサウジアラビア人が多いという。
服、靴、アクセサリー、コスメなどの約600ブランドを扱っており、取扱商品が多いので売れ筋商品は挙げづらいが、男性用・女性用ともにアクセサリーは常に人気があるそうだ。地域別では、欧州、米国、トルコなどのブランド商品が多く、アジアでは韓国の化粧品が人気で、中国からもさまざまな商品が出品されている。日本からの出品はこれまでほとんど記憶にないというが、資生堂の化粧品は取り扱われている。化粧品についてはUAEやGCC諸国での販売に必要な手続きをメーカーの負担で完了済みであることが取り扱いの条件だという。現時点では、日本企業の商品は取り扱いが少ないが、「品質の良さには定評があるので、どのような商品でも取り扱っていきたい」と購買担当者は話す。
(山本和美)
(アラブ首長国連邦)
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