米国産に比べ有利な状況も、業界は「過度に期待せず」-日本の農水省が冷凍牛肉の輸入にセーフガード発動-

(オーストラリア、日本)

シドニー発

2017年08月21日

日本の農林水産省は米国など経済連携協定(EPA)が発効していない国からの輸入冷凍牛肉について、8月1日から関税緊急措置(セーフガード)を発動した。EPAが発効しているオーストラリアは日本にとって最大の輸入相手国。未発効国に比べて日本市場で一層有利な状況になるとみられるが、現地の業界関係者は米国が供給価格を引き下げて関税の上昇分を相殺するのではないかなどとして、「過度に期待していない」と話している。

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