ヴェオリアがメキシコ市のごみ発電事業を受注-12本の地下鉄路線に電力を供給-

(メキシコ、フランス)

米州課

2017年06月13日

フランスの環境サービス大手ヴェオリアグループは5月22日、同社のメキシコ法人を通じてメキシコ市のごみ発電プロジェクトを受注したと発表した。年間160万トンの都市ごみを焼却して発電するプラントを今後3年かけて建設し、2020年から30年間、得られた電力をメキシコ市に供給する。年間発電量は965ギガワット時(GWh)に及び、メキシコ市に張り巡らされた12本の地下鉄用電力として用いられる。メキシコでは、衛生埋め立て場(ランドフィル)から発生するメタンガスを回収して発電するバイオガス発電が以前から行われているが、ごみの焼却による発電はこれが最初のプロジェクトとなる。

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