保健省、ブラック ジャック トランプ やり方

＜「健康的な食戦略」の一環＞

保健省は2016年12月14日、食品医薬品規則を一部改正し、カナダで販売される包装食品の栄養成分および原材料ブラック ジャック トランプ やり方方法を変更した。ジェーン・フィルポット保健相が10月24日に発表した「健康的な食戦略」の一環で、消費者が健康的な食品を選択しやすくする狙いがある。同戦略では、連邦政府が（1）加工食品の塩分削減、（2）人工的に生成されたトランス脂肪酸の除去、（3）消費者への糖分や着色料に関する情報の明示、（4）子供にとって不健康な食品や飲料のマーケティングに対する制限、の4つの方針を打ち出しており、今回の改正もそれにのっとったものだ。

新しいラベルブラック ジャック トランプ やり方への切り替えには、2021年12月14日まで5年間の移行期間が設けられており、移行期間中は新旧いずれのブラック ジャック トランプ やり方方法も可能だ。

＜1日の摂取量に占める割合を明記＞

変更の具体的内容は以下のとおり。

（1）栄養成分ブラック ジャック トランプ やり方表

○ブラック ジャック トランプ やり方の1回当たり摂取量の記載方法を、保健省が各ブラック ジャック トランプ やり方について設定する参照量（reference amount）を基に規定することで、異なる会社の同じ商品の栄養成分情報の比較を容易にする。

○カロリーブラック ジャック トランプ やり方を大きくして太字を用いるなど、消費者に分かりやすい記載とする。

○これまで不要だった糖分の1日の摂取量に占める割合（％ Daily Value）を記載する。

○最新の科学データに基づき、各栄養成分の1日の摂取量に占める割合を新たに算出する。

○ミネラル成分については、カリウムの記載を義務化するとともに、カリウム、カルシウム、鉄分について1日の摂取量に占める割合に加え、1回の摂取量も記載する。ただし、これまで記載が必要だったビタミンAおよびビタミンCは、カナダ人の大半が十分に摂取できているという判断から、ブラック ジャック トランプ やり方義務の対象から除外する。

○ラベルに脚注として、各栄養成分の1日の摂取量に占める割合について「5％以下は少量、15％以上は多量」という表記を追加する。

（2）原材料リスト

○「糖類（糖蜜、黒糖、砂糖）」というように、糖類原材料をまとめて「糖類」とブラック ジャック トランプ やり方する。

○着色料の表記をこれまでの「赤」から「アルラレッド」というように通称に変更する。

○原材料表記に使用する色や文字を読みやすくする。

＜添加糖類のブラック ジャック トランプ やり方義務化は立ち消えに＞

今回の改正で糖分の表記については、栄養成分ブラック ジャック トランプ やり方での糖分の1日の摂取量に占める割合の記載に加え、原材料リストでも糖類の一括記載が導入されることになった。しかし、変更導入前に検討されていた糖類のうち、「添加糖類」（食品加工の際に人工的に加えられる糖類の総称）の量のブラック ジャック トランプ やり方義務はない。公衆衛生と保健制度が専門のオンタリオ州立ウォータールー大学のデイビッド・ハモンド教授は「消費者は糖類情報の追加を歓迎するだろうが、添加糖類の1日の摂取量に占める割合については記載する機会を逃した」と指摘する（CBCニュース2016年12月14日）。

米国ではブラック ジャック トランプ やり方医薬品局（FDA）が1月4日に栄養成分ブラック ジャック トランプ やり方改正に関する指針案を公開し（2017年1月19日記事参照）、糖分量の下に添加糖類の量もブラック ジャック トランプ やり方する案を検討している。

カナダでも、連邦政府のブラック ジャック トランプ やり方変更に関する公聴期間の記録によると、添加糖類のブラック ジャック トランプ やり方は消費者や健康分野の有識者から広く支持を得ていた。しかし、食品業界ロビイストは、人体は天然由来糖分と添加糖分の違いを認識しないので、添加糖類のブラック ジャック トランプ やり方には科学的根拠がないとブラック ジャック トランプ やり方に反対し、義務化が立ち消えになった。

（飯田洋子）