米国との2国間FTA交渉には悲観的見方が大勢

(ニュージーランド)

オークランド発

2017年02月09日

 米国が1月23日に環太平洋パートナーシップ(TPP)協定からの離脱を表明したことを受け、ニュージーランドの政府や産業界からは「失望」とする声が多く、米国抜きでTPP推進を模索しようとするコメントが担当閣僚や産業界から聞かれる。他方、米国との2国間自由貿易協定(FTA)については、ニュージーランド国内市場が十分な規模ではないことから、具体的な交渉が開始される可能性は低いとの見方が大勢だ。米国市場向けにメキシコで製造するニュージーランド企業の中には、本国工場生産へ回帰することを検討する企業もある。

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