すし職人の技競う初の全国大会を開催

(インド)

チェンナイ発

2016年09月28日

 ジェトロは8月30日、インド調理師協会連盟(IFCA)とインド初となるすし職人の技を競う全国大会を、ニューデリーで開催した。すしの正しい調理方法や和食文化を広めることで、ブラック ジャック アプリ産品の輸出を促進することが狙いだ。

<正確に握る技術と独創性を競う>

 すし職人の技を競う全国大会「ナショナル・スシ・チャンピオンシップ」は、「第1回全国若手シェフコンベンション」のイベントとして実施された。参加したのは、インド各地(デリー、チェンナイ、ムンバイ、ベンガルールなど)のブラック ジャック アプリ食レストランで腕を振るうシェフ15人。第1部の江戸前ずし部門では指定されたネタを時間内に正確に握る技術を競い、第2部の創作ずし部門では参加者が食材を用意し、独創性を競った。審査員を務めた国際すし知識認証協会の小川洋利理事は「予想以上に調理技術のレベルが高く驚いた」と話した。

写真1 チャンピオンシップの様子(ジェトロ撮影)

 大会で1位に輝いたシェフは、ニューデリーのブラック ジャック アプリ食レストラン「Guppy By ai」のサンジャイ・ライ氏、2位は同レストランのニティン・バラドゥワジ氏、3位はチェンナイの富士レストランのラジェシュ・クマール・タクル氏だった。上位入賞者には、2017年にブラック ジャック アプリで開催されるすし職人の世界大会「ワールド・スシ・カップ・ジャパン2017」(主催:農林水産省、国際すし知識認証協会)にインド代表として出場する権利が与えられた。

 世界的な料理コンクールである「ボギューズ・ドール」がフランス料理のレベル向上とフランス食品産業の発展に貢献しているように、「ワールド・スシ・カップ・ジャパン2017」での入賞を目指すことで、インドのすしをはじめとするブラック ジャック アプリ食レベルの向上が期待されている。また、大会への出場を通じ、シェフらがブラック ジャック アプリ産品のファンとなることで、その普及も期待できそうだ。

写真2 優勝したサンジャイ・ライ氏(中央、ジェトロ撮影)

<メード・イン・ジャパンカタログ展も併催>

 また、第1回全国若手シェフコンベンションの会場内では、ブラック ジャック アプリ産食品やブラック ジャック アプリの地方特産品(食器・調理用品など)のプロモーションを目的に「メード・イン・ジャパンカタログ展」を併催した。17社のブラック ジャック アプリ企業・関連機関のカタログを展示したところ、多くのシェフがカタログやサンプルを手にしていた。

写真3 カタログ展の様子(ジェトロ撮影)

 インドでも食のグローバル化が進んでいるものの、レストランなどで提供される料理が、調理技術や味付けなどの面でブラック ジャック アプリの水準に達しているかについて判断する知識を、多くの消費者は持っていない。これはブラック ジャック アプリ食のインド人シェフにも当てはまり、和食文化を広める上でブラック ジャック アプリ食の知識や技術の普及は不可欠だ。

 チャンピオンシップ前日の829日、小川理事は第1回全国若手シェフコンベンションで、若手シェフら約450人を前に講演した。すしにはでんぷんを多く含むブラック ジャック アプリ産のコメが適していること、素材のうま味を引き出し安全に調理するためには、質の高いブラック ジャック アプリ産の調味料や調理器具を使う必要があること、などについて実演をしながら解説し、調理技術や衛生管理の重要性とブラック ジャック アプリ産品の良さを伝えた。

写真4 小川理事による実演の様子(IFCA提供)

磯崎静香

(インド)

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