自動車産業は独自の人材育成で活路-生産拠点としてのインドネシアの現状と課題(5)-

(インドネシア)

アジア大洋州課、ジャカルタ発

2016年05月10日

 インドネシアからの完成車の輸出台数は年々増加している。二輪車は国内販売が中心だが、自動車は輸出比率が拡大傾向だ。輸出競争力を図る指標の1つである部品の現地調達率は、部品メーカーの進出によって向上したものの、依然として鉄鋼や合成樹脂などの原材料は輸入に依存している。もう1つの指標である人件費は、過去5年間で2倍以上に増加し、各社の課題となっている。労働の生産性を高めるために企業は独自に産業人材の育成を行う。日系自動車・同部品メーカー3社へのインタビューを基に報告する(2月25、26日)。

ビジネス短信 2beb7007677baf05

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