内需を上回る生産能力、輸出も見据え増強-「産業立地はどう変わるか」自動車・同部品産業編(6)-
(インドネシア、アジア)
ジャカルタ発
2016年04月19日
インドネシアでは2015年は新車販売台数が16.1%縮小し、2016年も大きな回復は見込めそうにない。中長期的な内需拡大を見越し、自動車各社は国内での生産増強を進めてきたが、市場拡大は踊り場にあり、当面は生産能力が内需を上回る見込みだ。一方で乗用車輸出は伸びており、サウジアラビアやフィリピンが主な輸出先だ。また、部品メーカーの間では、同一工場内で国内向けと輸出向けの両方に対応する動きが出ている。デンソーは2014年に設立した第3工場で10品目にわたる部品生産を発表した。輸出戦略商品であるスパークプラグのほか、従来タイと分業していた製品の国内製造を行う。
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